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あわびさん日記

〜さもやらぬさえもせぬひびのことやらつらづらと

ITストラテジスト試験に合格しました。

はじめに

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去年の秋に受験していたITストラテジスト試験の合格証書が本日届きました。取りたかった資格なので非常に喜んでいます。前回、プロジェクトマネージメント試験についてこのブログで勉強法や試験の攻略法を書かせていただいたところ、たくさんの方のアクセスを頂きました。たくさんの人に読んでもらうということは本当にやりがいを感じるものですね。そこで今回もその勉強法を公開させていただくことにしました。

参考書

このようなブログからでも情報は得ることができるのですが、やはりまとまった有意義な情報を効率良く得ようと思えば本を買うことをお勧めします。
少し大きな本屋に行けばIPA資格関係の本はたくさん並んでいて、だいたいの大きさ、値段が同じなので中身も同じに思えるのですが、実は中身は大きく違っていたりします。
私が本屋で比較して購入したのは以下の本でした。

なぜこの本にしたかというと、著者の当試験に対する攻略法が非常にロジカルで明確だったからです。過去問の多さや見やすさを考えれば他の本の方がよかったのかもしれませんが、解答に至るまでのロジック(結構独特のもの)がきちんと説明されており、首尾一貫してそのロジックを使って回答しようとするこの本から学ぶべきことは多かったと思います。そういった意味でこの本をお勧めします。

実際に行った試験対策

はじめに

ITストラテジスト試験は4つの試験区分からなる1日がかりの試験です。それぞれの試験区分ごとに対策方法を記述していくこととします。

午前1

免除がよい

PM試験のときにも書きましたが、免除されているのが一番よいです。特にITストラテジスト試験は午後が大変なので、午前少しでも遅くこれる方が有利になります。実際に私が受けた会場ではほとんどが午前1は免除だったようで、午前1から受けていた人は2、3人だけだったと記憶しています。
それでも午前1からやらなければならない人は、 こんな本もあります。

午前2

過去問対策だけでよい

午前1が免除であったので実際の試験は午前2からとなるのですが、この午前2試験は過去問さえやっておけば大丈夫です。
私もインターネットの過去問サイトで午前2の予習をしていたのですが、本番でも過去問がそのままというのが多く出て少し拍子抜けしたぐらいです。
逆に言えば、過去問をしてなければ、文字面だけでは判断できない、結構難しい問題が出てきます。ぜひ過去問をやっておきましょう。
過去問はサイトであれば、ここを、本であれば、以下がよいと思います。

ITストラテジスト 過去問

午後1

問題選択について

ITストラテジスト試験の本番は午後1からと言っても過言ではありません。それくらい午前と午後の難易度には差があります。
午後1は4問から2問を選んで回答します。問題なのはそれぞれの問題の難易度に差があることです。
問題選択を誤ってしまうと致命的とも言えます。
私が受験したH28年度は問1が各予備校が公開した模範回答がそれぞれ異なっていたほどの難問(悪問)でした。
合格したからよいものの、私がなぜこの問題を選んでしまったのかというと題材が大学のシステムという、イメージがつきやすいシステムだったからです。
過去問もいくつか見てみたのですが、総じて、イメージがつきやすそうなシステムに関する問題ほど、問題としては難しいという傾向がありそうです。(ごめんなさい、全部がそうかはわかりませんし、そういう気がしただけです)
また4問のうち1問はエンベデッド技術者向けに組み込みをテーマとした問題があるのですが、エンベデッド技術者以外も食わず嫌いにならずに選択の対象として問題をきちんと一読することをお勧めします。もうITストラテジストというレベルになってくると、エンベデッド技術者ではないとわからない技術的問題などは出題されないので、案外簡単な問題かもしれません。H28年度は午後1の4問のうち一番簡単だったと言われているのはエンベデッド技術者向け問題でした。

午後1は国語の問題

午後1は完全に国語の問題です。問われていることを文章中の記述を根拠にして答える、まるで大学入試の現代文です。
文章がとても長いのが特徴です。段落ごとに何を書いてあるのかを頭のなかでまとめながら読んでいきました。
プロジェクトマネージャー試験の午後1も国語の問題なのですが、あちらはこれほど文章も長くなく、問題もわかりやすいです。
プロジェクトマネージャー試験よりもこちらの方が難易度が高いです。読解力が試されます。

読解力をつけたいのならば

読解力などと言ってしまえば、それを養うにはかなり時間がかかるように思えるのですが、長い文章を早く読むコツはあります。
少し具体的に言えば、要点を掴み、全体をすばやく正確に理解するためには、文章のどの部分に注目すべきか、どのように補助となる記号を使うか、などのノウハウです。
逆に言えば午後1の試験問題くらい長い文章に対応する場合、そんなノウハウを持っていないと難しいと言えるかもしれません。
世の中には色々な種類の読解ノウハウがあるのでしょうが、私が大学受験時代から使っているのは出口先生のメソッドです。
文章をまるでプログラムのように構造化して全体をすばやく理解する方法はソフトウェアエンジニアにとって理解しやすいメソッドだと思います。
プロジェクトマネージャ試験の合格法のところでも書きましたが、参考書を読んでもコツがつかめないのであれば、大学受験参考書と敬遠せずに、こんな本を手にとってみるのはどうでしょうか?

同じ著者の本ですが、こちらもお勧めします。

午後2

問題選択方法

午後2は論文です。3つのお題目の中から1つを選んでそれについて論述をしていく形になります。
どれを選ぶか、なのですが、実際に自分の業務に近いものがたまたま出ればそれを選べばよいのでしょうが、そんな幸運に恵まれることは滅多にないでしょう。
ただ、3つのお題目のうち1つは毎年かなり汎用的なお題目となっていることに過去問を見ると気づきます。
それは「あなたはこれまでどんな業務を実現/改善するのに、どんな分析手法を使い問題分析を行い、どんなIT手法を使って解決したか」を書けというお題目です。
このお題目が必ずそのまま毎年出題されているかと言えばそうではありません。
ただ、このお題目に十分に答えられるように準備していくと、本番で調整ができるほどのバリエーションが出題されているのです。
毎年尋ねられているのは、このお題目が、ITストラテジストの仕事そのものだからなのでしょう。
私も必ず尋ねられるであろうこのタイプの問題を選ぶことを念頭に準備をすることにしました。

構造メモを準備する

前節で述べたお題目をドリルダウンし箇条書きすると以下の4つの要素になります。

・業務課題の定義
どんな業界のどんな事業目的におけるどんな業務におけるどんなプロセスにおいて、どういった課題があったか?
・課題の分析方法
それを解決するために、どんな手法を使って問題分析を行い、どんな結論を得たのか?(定量的な評価があればもっとよい)
・課題の解決方法
その課題を解決するために、どんな手法(ITだけでないことに注意。人事や制度、業務ルールやプロセスといったものも目を向ける)を使ったのか、そのうちのIT的手法はなんだったのか?
・解決方法の実施、評価、改善点
解決方法の実施にあたって社内でどうコンセンサスをとったか(経営層/事業部門に対する説明、話をどう通したか?)
実施後の評価、見えてきた改善点についての整理

私はこのテンプレートに沿ってこれまでに経験した/参考にする業務事例を整理しました。
これを構造メモと呼びました。
このテンプレートに沿って整理した業務事例はかなり応用の効く論文の骨子になってくれると考えました。

過去問もやって見る

準備時間がない人は仕方がないですが、実際に手で構造メモを基に論文を書いてみることも大事だと思いました。
実際に手で書いた場合どのぐらいの時間がかかるのかを知ることができるのは本当に大事なことです。
私の場合は構造メモを基に過去問が解けることを確認していました。

事例集も読んでおく

いったいどういった論文が合格するのか、その具体例も読んでおきました。

試験本番で構造メモから論文骨子に変換しメモ用紙に記載する

試験本番では案の定出題された準備してきた構造メモに一番合った形の問題を選択しました。
その後、その問題で尋ねられていることを下線を引き明確にしました。
そしてその尋ねられていることへの回答がきちんと含まれていることを確認しながら、
解答用紙に付属しているメモ用紙を使って論文の骨子を書いていきました。

論文は問題イから論述する

論文は問題イから論述するのがよいです。イの次はウ、そして最後はアです。理由は、問題アはだいたい業務の説明で書くべきことは決まっていて、かつ最低文字数の制限がないからです。一番簡単だからです。一番簡単なものを最後に残しておいた方が時間に余裕ができます。またイの書きっぷりによりアで書く業務の内容を少し調整できたりします。ぜひ問題イから記述してみてください。

今回合格した論文骨子

以上のような工夫をして今回の試験に合格することができました。効率よく一発合格できたと考えています。

では今回、実際に合格した論文骨子をここに公開します。
システム自体についてはほとんど言及していないことに注目してください。
この構造メモは平成28年度秋期試験 午後2 問題2に対応したものになります。

問題PDFは以下のリンクからどうぞ。
https://www.jitec.ipa.go.jp/1_04hanni_sukiru/mondai_kaitou_2016h28_2/2016h28a_st_pm2_qs.pdf

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Ⅰ 事業目標の概要と業務分析が必要となった背景、事業の特性

Ⅰ-Ⅰ 事業目標の概要と業務分析が必要となった背景

A社 後発製薬会社 中国市場へ進出 事業目標:中国市場での売上拡大
中国市場での売り上げが全体の3割を占めるまでに 人件費が高騰 利益率が低下
人材流出が多く、そのたびに売り上げが下がる事態となり問題化
本社のガバナンスを効かせるべく本社IT担当として業務分析を実施

Ⅰ-Ⅱ 業務分析が必要となった背景と事業の特性

製薬会社の営業活動は薬品情報提供者としてのMRが主力 決裁者(医師、薬剤師)との人間関係が大切
中国においては政府高官との関係も大切
それが属人化されている → 共同化が必要

Ⅱ 業務分析の手段と工夫

Ⅱ-Ⅰ 真の問題を発見した手段と工夫 そしてその原因

(一)手段と工夫

業務フロー図、職能関連図の整備
中国の業務を俯瞰し、業務フロー上でのボトルネックを洗い出した
現場ヒアリング
職場でのヒアリングだけでなく、中国で大事なのはお酒の上でのおつきあい。これも積極的に行った。

(二)原因の究明

業務プロセス整備、部署による職能分配はまったく機能しておらず、スタープレイヤーに一匹オオカミ的な動きにより売り上げが成り立っていたことがわかった → ガバナンスの欠如
社内での顧客の取り合いが発生していた → 顧客情報 営業ノウハウの属人化
インセンティブ基準が売り上げの何%というKGIでしか設定されていなかった。

Ⅱ-Ⅱ 問題解決策としてのIT施策

人事再編
勝ちパターンの抽出
KPIの抽出
本社に協力的なスタープレイヤーから営業勝ちパターンをヒアリングし、そのパターンからKPIを設定 → 協力的スタープレイヤーも自分の勝ちパターンが評価基準となり、会社も勝ちパターンを把握することができるWin-Winの関係性に持ち込む
SFAの導入
勝ちパターン、顧客情報の共有化

Ⅲ 投資効果の説明方法と改善点

Ⅲ-Ⅰ 事業部門への投資効果の説明方法

社内に蓄積されている顧客情報の重要性を訴える
人件費高騰を抑制できる切り札としてのプロセス化、平準化
SFAベンダーの力を借りて他業界における取り組みケースを学習
実際に人件費が抑制できたケースを確認

Ⅲ-Ⅱ 改善点

KPI制定時のローカルビジネス特有のことを考慮
政府高官情報の大切さ
セキュリティ
顧客情報へのアクセス権の設定をさらに細やかに
情報入力省力化 ユーザビリティ
どう楽に顧客情報を入力させるかさらなる考慮が必要

以上です。みなさんも頑張ってみてください!

プロジェクトマネージャ試験に合格しました。

はじめに

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最近、よく会社の後輩エンジニアにも、社外の知り合いにも尋ねられるのが、「プロジェクトマネージャ試験受けるんだけど、、何かいい勉強法ない?」ということ。今の会社はそれなりの報奨金が出るので、自己研鑽のために、技術系高度区分の国家資格試験を最近毎回のように受けてうまいこと行っているので、そんなことを聞かれるのですが、質問を受ける度にサイトや本や勉強法を説明するよりもと思い、ブログに記載することにしました。またアフィリエイトリンクで小銭を稼ぐつもりでもあります。

心構え

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6割でよい

僕は資格試験を受けるときは全てそう思っているのですが、受かれば全てよしです。100点を狙うのではなく合格点を狙え。これです。我々はそれぞれが業務に忙しい社畜エンジニアなのですから、資格試験ごときのために割ける時間は限られています。効率化が重要です。なのでまずはハードルを下げるのです。合格点さえ取れればよい。そう考えると60点でよいのです。(午後Ⅱを除く)、入学試験は相対評価なのでとことんまでやる必要があります。だけど合格基準が明確な資格試験はそうではない。なので苦手な系統の問題はやる必要がないのです。そこを忘れると大変疲れる資格試験準備になってしまいます。僕らは試験というと入学試験を思い出してしまい、必要以上の準備をしてしまうことがありますが、そこは落ち着いてよくよく合格基準を読みましょう。6割できればよいのです。

合格率について

平成28年度のプロジェクトマネージャ試験の合格率は14.5%でした。約7人に1人しか受からない資格です。またこの合格率も出席した受験者数から割り出したもので、欠席者も含めた応募者数も含めると合格率は約9%になります。数字だけ見るとありゃ、難関資格じゃないの、と思ってしまうのですが、実はそんなことはありません。というのは、実は、ほとんどの人が準備してきてないからです。もっと正確に言うと、ほとんどの人が受かるように準備してきていないのです。別に受かる気もそもそも受ける気もないのだけども、会社に言われて、仕事の一部として試験を毎年受ける、そんな人が多いのです。だけども準備はしてこない。世の中に、一切準備しないで受かる資格試験はありません。だから討ち死にする。当たり前です。こういう人たちを外すとこの試験の合格率はもっと高くなります。そのぐらい、この試験は討ち死に目的で受ける人が多い試験なのです。そういった人たちがこの試験の見た目の難易度、つまり価値を押し上げてくれているので、合格者にとってはありがたいのです(笑)が、これから述べるやり方で効率的に少し準備するだけでその群れから脱出できます。

論文について

この試験の最大難関と言われているのが「論文」です。確かに2000文字以上の「論文」を2時間でその場で与えられたお題で書く、と聞けば至難の技だとも思います。ですが、これも、後で詳しく述べますが、立派な「論文」など書く必要はこれっぽっちもありません。ありきたりの当たり前のことを書けば受かるのです。これについても気負う必要はまったくありません。ただ、少し準備をしていけばよいのです。

具体的準備法

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パートごとに準備する

この試験は午前午後ともに2つずつ、合計4つの試験区分からなります。それぞれの試験区分が特徴を持っていますので、その特徴に合わせた準備をすると効果的です。

午前Ⅰ試験の準備方法

午前Ⅰ試験は四肢択一の高度試験共通問題です。簡単に言ってしまうと応用情報技術者試験の内容を四択にしたものです。

一番楽なのは応用情報技術者に受かっておくこと

もうこれ言っちゃうと元も子もないこと重々承知なのですが、あえて言います。応用情報技術者試験に合格しておきましょう。すると2年間は午前Ⅰは免除です。(他の高度試験区分の試験に合格、または午前Ⅰ合格でも2年間は免除です。)朝9:30スタートの試験を10:50スタートにすることができる。これは本当に楽です。プロジェクトマネージャ試験で大変なのはやっぱり「記述系」の午後の試験。午後Ⅱなんて文字書くだけで大変です。なので、先にやっておきましょう。応用情報技術者試験の試験対策サイトは山ほどありますが、問題をひたすら解いていくのが近道です。 http://www.ap-siken.com/apkakomon.php とかはとても便利です。また、本であれば、テキスト+問題集でやるのがベスト。

とかがいいのではないでしょうか。

とかいいながら、私もそうだったのですが、応用なんか受けたのははるか昔、とっくの昔に免除期間なんか終わってるわい、という方も多いのではないでしょうか。そんな方に私がやった方法を紹介します。

午前Ⅰはとにかく反復復習

すでに応用を持っているけどえらく昔の話だ、持っていないけど業界歴が長い、という人は問題をひたすら解いていきましょう。先述したサイト http://www.ap-siken.com/apkakomon.php もよいですが、本だと書き込めるので僕は好きです。なんども繰り返して問題を解いてみて、解けた問題に「シャーペン」か「鉛筆」でチェックをつけて、自信をつけましょう。こんな本がよかったです。

この本だけで、プロジェクトマネージャ業務に特化した午後Ⅱまで準備できるかはちょっと不安なので、あとでご紹介するプロジェクトマネージャ試験に特化した本と過去問サイトとの合わせ技で乗り切ります。

また心構えでも書きましたが、6割でいいんです。6割ですよ!なのでやたらと計算が要求されたり、自分の業務からかけ離れた問題は初めから相手をする必要はなし!です。答えを暗記したら点数が取れる問題ならば丸暗記すればよいかもしれませんが、理論を理解して計算までやらないといけない、という試験現場で「手のかかる」問題は放っておきましょう。業務で必要となったときに勉強し直そう、くらいの気持ちでよいのではないでしょうか。

午前Ⅱ試験の準備方法

実は午前Ⅰとほぼ同じです。ただこちらは免除なしですが。

午前Ⅱもとにかく反復演習

午前Ⅱは午前Ⅰが浅く広くだったのに比べプロジェクトマネジメント分野で深く狭くという出題傾向になります。とはいえ、四択から選ぶということは同じです。で、午前Ⅰもそうですし、他の高度区分試験もそうなのですが、午前Ⅱは過去問をやれば必ず合格します。なぜなら、足切りの60点以上を過去問との重複問題で稼ぐことができるからです。午前Ⅱは40分間で25問を回答する試験です。25問、本気でやれば30分ぐらいで回答することができます。過去問を5年間分ほど実施し、間違えたところをもう一度まとめてやり直す。これをやるのには大体3時間から5時間くらいあれば十分ではないでしょうか。これで午前Ⅱ対策は終わらせてしまいましょう。ここでもう一度言いますが、6割でいいんですよ!一応保険をかけるためにも演習では8割以上の正解率が欲しいところですが、手のかかる問題は放っておいてかまいません。

演習するために過去問が必要です。過去問題集はこんな本もありますが、

午前Ⅱだけならば、ネットで過去問演習をするのがよいと思いますし、私もそうしました。
http://kanauka.com/kakomon/pm/h27h/index.htmlkanauka.com
このサイトは解答解説もあるので役にたつと思います。(なぜかH28年度版のものはありませんね…)

とにかく午前Ⅱは過去問命です。一日、二日でよいので、過去問で準備しておいてから試験を受けると、準備してた問題ばかり出てきて、出題者は手を抜いているのかと思うほど、拍子抜けするのが午前Ⅱ試験です。その代わり準備をしていなければ、実際にPM業務をしていても知らないような知識を問われ苦戦します。というのも、実際のPM業務と国や偉い人が「PM」に求めている像が微妙にずれている、というか、現場を知らないというか、まあ、そういうもんなんです。とにかく、お客さんや上司じゃなく、国や偉い人が「PM」に知っておいて欲しいことを試験で問うてくるので、その準備はしておきましょうねということであります。ハイ。

午後Ⅰ試験の準備方法

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午後Ⅰが難関なのは文系試験だから

プロジェクトマネージャ試験の試験区分で一番難しいと言われるのが午後Ⅰです。ところであなたは文系出身ですか?それとも理系?文系で現代文が得意だったらおめでとう!午後Ⅰはもうほとんど現代文の入試問題です。問題の答えはほとんど問題文の中にあり、「それ」「あれ」といった指示語を元に探し、必要があれば要約するという試験なのです。もちろん全部の問題がそうではなく、ややこしい問題もたまにはありますが、それらは捨てても、必ず合格するように出題されます。午後Ⅰが難しいと言われる理由は理系が多い職種なのに、がっつりとした文系の現代文の試験を受けさせられるからです。なので文系でこの手の試験が得意だった人はおめでとう、で、以下に挙げるような本でいくつか問題を解いて解説を読むだけで合格します。そうでない人ももちろん買っておいた方がいいですね。いくつか種類が出ていますが、僕はこの本がよいと思います。試験に受かる戦略を全面に打ち出している本なので。

現代文が苦手なら

理系の人に現代文が苦手な理由を聞くと、採点基準があいまいだから、といったような答えをいう人がいます。たしかに綺麗に答えが出る数学に比べるとそうかもしれません。だけど、試験なのですから国語科目もロジックで解答が抽出できるようになっているのです。上述の本などで、午後Ⅰ問題をやってみて「苦手だなー」と思われた方、騙されたと思って以下の本を読んで見てください。大学受験のための現代文対策のための本で、「何を今更」と思われるかも知れませんが、どうやって現代文の解答をあぶり出すかに至る過程を非常にロジカルな解説で追っています。理系の頭にスッと入ってくる読解力の身に着け方の本なのです。試験を離れても、年を取れば取るほどに現場でも必要とされるのが文章の読解力。だからこの試験でもこういった読解試験が重視されているのでしょうが、苦手だと思う人はぜひこの本で読解力をつけてください。試験だけでなく、多分人生にプラスになると思います。

合格できる分の答えは問題文のどこかにある

もう一度繰り返しますが、合格できる分だけの正答は問題文のどこかにあります。合格できる分だけの、という意味はすべての問題の正答が問題文のどこかにあるとは限らないということです。問題文のどこかに答えのない問題を悪問と呼びます。実は、この試験を主催するIPAは100点満点の答案用紙をあまり見たくないのです。合格率が上がってしまうと、今年の試験は簡単だったのではないかという話になってしまうからです。なので、そういった悪問をわざと散りばめているのです。そういった問題は上述した本を使って過去問を解いて解説を読むという演習を何回かやってみると、悪問を分別できるようになってきます。解説を読んでもちょっと考えても問題を抽出するプロセスがスッと頭に入ってこないのが悪問なのです。そして、そんな悪問を見分けることができるようになってきたら、おめでとう!もう午後Ⅰを突破できる力をつけたということになります。悪問まで正答できるようにしようとすると、試験準備にもえらく時間がかかり疲れます。悪問を見分ける力をつけよう、と考えるのが効率のよい午後Ⅰの勉強方法です。

午後Ⅱ試験の準備方法

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「論文を書く試験」ではなくあくまで「論述式試験」

午後Ⅱは論述式試験、いわゆる論文を書く試験になりますが、実はIPAが公開している試験要項には「論文」なんて言葉は一つも出てきません。実は「論文」を書く試験ではなく、「論述型解答」を行う試験が午後Ⅱなのです。論文と言えば、何やら難しく、これまでになかった新しい視点から物を述べないといけないのかと勘違いしそうになりますが、一切そんなことはありません。そうではなく、「質問に対応するプロジェクト事例を記述する」のがこの午後Ⅱで求められていることなのです。「論文」なんていう言葉を使うから非常に難易度が高いように思えますが、そうではなく、平凡なよくある事例でもいいので、聞かれてることへの回答を含んだプロジェクト事例を書けばよいのです。

試験前から問題は公開されているに等しい

プロジェクトマネージャ午後Ⅱは2つの問題から解きやすい問題を選ぶ選択式科目ですが、過去問をみるとそのどちらかが持つ構造はほとんど同じものを踏襲している事に気がつきます。それは、設問アで、プロジェクトの概要と課題を書き、イで課題の解決策を書き、ウでその評価と改善策を示すという構造です。(たまにアで概要だけ書かせ、イで課題と解決策という変則パターンもありますが、これもこの構造のバリエーションと言えるでしょう。) そして毎年違うのはその課題の種別なのです。過去問をずらっと並べてみると、この課題の種別も傾向があることがわかります。よく問われるのは組織要員管理上の問題(組織内の情報共有方法やパートナー管理の話)、品質管理(テストやテスト完了報告の話)、進捗管理の話(工程の完了基準における工夫など)です。実際PMの仕事はカネ、ヒト、モノ、シゴトの管理ですが、カネ、つまり費用管理は出題するのが難しいからか問題数は少ないようです。つまりは、人、品質、進捗の管理において発生した課題とその解決策、そしてさらなる改善策を用意しておけばよいということになります。

構造をメモする

要員、品質、進捗上の「課題」ごとにその「解決策」、そして「解決策の評価」と「今後の改善点」を箇条書きにして書き出しておきましょう。それが解答文の骨子になります。そして、それを頭に入れ、試験当日、午後Ⅱの試験開始時にその構造を適用できる問題を選択し、問題用紙に構造を書き出しておきましょう。あとは構造に従ってペンを自動的に動かすだけです。
骨格の例は以下のようになります。

要員上の課題:
人材不足(パートナー企業の経営上の理由での突然の撤退)
解決策:
スケジュール調整(機能にプライオリティをつけて順次に段階リリース)
評価:
重要な機能は先行リリースできたので新業務自体は期日通り開始できた
経営陣からの評価良好
改善策:
ステークホルダー間の利害調整方法の改善(プライオリティ評価方法の協議不足により後から不満が吹き出したなど)

自らの経験がなくてもOK

ある程度実際にプロジェクトに参加しそこで発生する「問題」と「解決策」を見聞きしていると上のようなメモは3つくらいすぐ書けるのですが、経験がそれほどない、立場的に知りえなかった人もこの試験を受けると思います。そんな人は下で紹介するような合格論文集を読んでみましょう。そして、要員、品質、進捗についての問題を解決した事例について、上記のような構造に抜き出し事例を身体化しましょう。

必ず受かりたいのであれば前もって解答文を書いておく

やはりやっておいた方がよいのは実際の解答文記述練習です。時間の感覚を掴むためにも有用です。書いてみると、あっという間に時間が過ぎてしまうことがよくわかります。やり方は、本番と同じで、構造のメモを基に解答文を膨らませていくこととなります。準備期にこれをしておくと、当日は本当に自動筆記状態となります。

また、こういう本もあります。プロジェクトマネージメント試験しか受けないのであれば少し勿体無い気がしますが、システムアーキテクト、システムストラテジスト試験など論述式問題がある試験をさらに受けるのであれば購入しておいてよいと思います。中身を立ち読みしましたが、論述式問題に取り組む際の有用なアドバイスが多く掲載されていました。

設問イ→ウ→アの順に答える

最後に解答時のテクニック的なことを述べます。午後Ⅱの解答は設問イ→ウ→アの順に答えましょう。この順番にすると一番重要な設問イから解答できます。イに時間がかけられるのです。設問ウは設問イに対する評価、改善策なので続きで記述できます。ア、プロジェクトの概要と課題は、記述するのにそれほど頭を使わなくてもよいところです。またイ、ウを書いているうちに筆が滑って少し考えていた課題と合わなくなった時も、後でアを書くことで課題の調整ができます。やった施策に課題を合わせることができるのです。そして一番大事なことはアは文字数の最低制限がないのです。イは800文字以上、ウは600文字以上という制限があり、これを下回ることはかなりのダメージとなります。多分、受からないでしょう。しかし、アはそういう制限はありません。あるのは800文字以内という上限だけです。なので、アを最後に残すことで、内容も簡単で最低文字数制限のないタスクを最後に仕上げることができるようになります。これは非常に有益なテクニックだと思っています。

おわりに

駆け足で見て来ましたが、いかがでしたでしょうか。プロジェクトマネージャ試験の攻略法。僕は上記の方法を使って、本試験に一発合格することができました。これから受験される方々の合格をお祈りし、このあたりとさせていただきたく思います。

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宮崎-鹿児島-沖縄 バス、列車、船で向かう沖縄の旅

旅行

9/18(金)
神戸三宮から夜行バス「おひさま号」で宮崎へ。車中泊。

9/19(土)
朝宮崎着。晴れ。バスで青島と堀切峠を観光後、宮崎市内で昼食。名物「チキン南蛮」を頂く。宮崎駅から特急「きりしま」で鹿児島中央へ。鹿児島は観光する時間なくそのまま鹿児島新港。フェリー「クイーンコーラル8」で一路与論島を目指す。船内泊。
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9/20(日)
奄美大島、徳之島、沖永良部島を経由して14:00頃与論島着。曇り時々晴れ。民宿のオーナーの送迎で民宿「明星荘」へ。さっそく大金久海岸に行きヨロンブルーを満喫。シュノーケリング。与論泊。
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9/21(月)
曇り。朝から再び大金久海岸へ。グラスボードで百合が浜。百合が浜で晴れ間が出てよかった。その後アタリをつけていた赤崎海岸でまたシュノーケリング。その後、ヨロン一の繁華街、茶花で夕食。トンコツ定食うまし。与論泊。
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9/22(火)
晴れ。朝ランニング。ヨロン一の高台にある地主神社へ。その後気に入った赤崎海岸で昼過ぎのフェリー出航までシュノーケリング。天気が良すぎて背中が真っ黒けになった。また最後に大金久海岸を見て港へ。沖縄本島北部本部港へ「クイーンコーラルプラス」で出航。夕方到着。今夜の宿「流遊」のオーナーに車で迎えに来てもらう。荷物を部屋に置いた後はバスで国営沖縄記念公園へ。夕日に感激。その後、美ら海水族館へ。見学後、本部の居酒屋で夕飯。本部泊。
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9/23(水)
晴れ。朝からバスでフクギ並木の集落である備瀬へ。美しい。備瀬の浅瀬で泳ぐ熱帯魚を観察した後は徒歩で聖地「備瀬のワルメ」へ。その後バスで今帰仁城址。昼食に沖縄そば今帰仁城址からさらにバスで名護。オリオンビール工場見学。見学後、名護のフルーツパークへ。これはいかなくてもよかった。その後、名護の居酒屋で食事。食事後、本日の宿泊地瀬底島へバス&タクシー乗り継ぎで向かう。瀬底島はたまたま豊年祭の真っ最中。6年に一度の踊りを鑑賞させて頂き大感激。宿泊は一軒貸しの宿「一休」
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9/24(木)
曇り。朝ランニング。瀬底島も美しい島。「一休」はとてもいい宿。とても清潔。オーナーとも意気投合。瀬底島をいろいろ回ってるといきなりスコール。すぐに晴れ渡ったがびっくりするような大雨。その後、オーナーさんに本部まで車で送って頂きやんばる急行バスで一気に那覇。明日の渡嘉敷島に備え泊港近くのゲストハウスに宿泊。ただ歓楽街桜坂へは飲みに行く。にんにくまるごと入り餃子の新茶家でクダをまく。台風が来ているらしい。明日船が出るか心配。那覇泊。
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9/25(金)
晴れ。朝ランニング。波之上宮や海岸線を走る。9:00の高速艇で渡嘉敷島へ。渡嘉敷島ではマリンハウスの方に送迎をお願いしていた。ウミガメと泳げるというトカシクビーチへ。シュノーリング。与論もよかったがここもよい。魚も多く、ウミガメとも泳ぎ大感激。あっという間に帰りの時間となり16:00のフェリーで那覇泊港へ。那覇に宿泊するつもりだったが、ふと思いつきバスでコザへ。ゲート通りや、中の町のバーやスナック、カラオケバーをはしご。行った店:アメリカ軍人向けカラオケバー、ライブハウス、カラオケスナック、カラオケスナック、バー。ウェスタンホテル泊。
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9/26 (土)
曇り時々雨。朝、コザの街を散策。基地などを見る。昼バスで那覇に戻り、おもろまちメインプレースでお土産を購入。その後、行きたかった対馬丸記念館へ。タクシーで空港。18:15のスカイマーク便で神戸空港。帰宅。
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最近の見た聞いた

映画

映画

君の生きた証
シネリーブル神戸にて鑑賞

とにかく映画が観たくなり飛び込んで見たのがこの映画。銃乱射事件で亡くなった息子が残した曲を演奏することにより息子のことをより理解しようとする父親の話。これだけ書くとまあありがちなお涙頂戴の作品のようだが、あるカットから物語が一変する。そして冒頭から感じる幾つかの違和感あるシーンが全て別の意味を持っていたことを観客は知ることになる。そのカットを目にした時、思わず声を上げてしまったほど。映画としての仕掛けに唸らされ、また色々考えさせられる中身のある作品。おすすめ。75点。

女神は二度微笑む
シネリーブル梅田

歌やダンスはないインドのサスペンス映画。コルカタの街で繰り広げられるミステリー劇。主役は妊婦のIT技術者。コルカタに出張に来ていた夫が失踪、行方を求めてロンドンからやって来た。夫の出張先だった研究所を訪ねても夫の記録はなく、代わりに夫にそっくりだという別のある男の記録が出てくるのだが、その男は実は、、。というストーリー。冒頭から地下鉄で毒物が巻かれるというサリン事件を彷彿とさせるシーンから心を掴まれる。そして終盤、あらゆるところに張り巡されていた伏線を全て回収するだけでなく、それ以上に驚きもある展開にインド映画のサービス精神を感じることができる良作。70点。

音楽



Alabama shakesが良かったのでアメリカのロックばかり聴いてるのだけど、その中でも良かったのがこのアルバム。グラミー賞取ってるからまあ良いのは当たり前なんだけど捨て曲が一切ない。60,70年代サイケロックが好きな人ならたまらないでしょうね。かけるだけでガラッと空気が変わるような存在感のある音楽。


りんごちゃんが亡くなりました

昨晩、飼っていた犬の「りんご」が亡くなりました。享年16歳でした。うちに来たことがある方なら深い印象を持っておられる方も多いかも知れません。誰にでも尻尾と愛想を振りまき飛び掛かって遊んで欲しいとねだる愛すべき「バカ犬」でした。我が家に泊まったことがある人ならば、夜中に急に寝込みを襲われたことがあるかも。とにかく構って欲しい一心で添い寝をしたがるのです。本当に寂しがり屋で人が大好きな犬でした。

彼女は乳がんでした。一昨年からおっぱいにしこりがあり、医者に連れて行ったところ、手術は全身麻酔を施す必要があり、そのためには動脈注射が必要、だが、それに耐えうる体力がもう高齢のためなく危険とのことで、抗生物質による治療を勧められました。そのとおりにしていたのですが、やはりしこりはますます大きくなる一方で、今月に入ってからは痛みのためか声をあげるようになってしまいました。用を足すにも手を貸さなければならない状態で、本当につらそうで、かわいそうだと医者に相談したところ、最近出来たガスによる麻酔であれば、この年齢でもこの腫瘍を取ることができるかもしれないと言われました。ただ、やはり危険だとも。

本当に迷いましたが、手術を受けさせることとしました。そして、腫瘍は綺麗に取れましたが、彼女の意識は麻酔から戻ることはありませんでした。

覚悟はしていましたが、別れとはもう本当に悲しくて、辛いものですね。

ただ救いなのは、彼女の息をひきとった後の安らかな顔でした。
晩年は腫瘍のためかずっとションボリしたような顔をしていたのですが、
本当に安らかで、なにか楽しい夢を見ているような、そんな顔で静かに眠りについてくれていて、
飼い主としては本当に救われる思いでした。

久しぶりに元気だった時の寝顔が見れて、よかった。

本当に人が大好きな犬でした。人が来たら本当に喜ぶ。そして疑いを知らない。
番犬としてはかなり失格な部類だと思いますが、とてもわかりやすく愛情を示してくれる。
もちろん餌が欲しいというのもあるのですが、お腹が一杯になっても、
これで遊ぼうとオモチャを持ってきたりやら、
添い寝しようとしてきたりやら、本当に色々と話掛けてくれる犬でした。

そしていつも実家に行く時、必ず玄関に来て迎えてくれ、そして帰りに送ってくれるのはりんごでした。
これも本当にうれしかった。

寂しがり屋の犬だから、
向こうで寂しくしてないかだけが心配です。
お気に入りのオモチャやお菓子はもたせてやりましたが、元気でやってくれていればいいんですけど。

りんご、本当にうちに来てくれてありがとうね。またね。

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買いたい車

戯言

車を買おうと思っている。


昔から夜の高速サービスエリアが好きで、学生時代は、サービスエリアに行くためだけに高速に乗るなんていう酔狂な事をよくしていた。


サービスエリアの楽しみは夜食のカップ麺。こういう場所にあるカップ麺の自販機が大好きだ。自動販売機に熱湯注ぎ口が付いてると良い。
割り箸をパチンと口で割るのが好きだった。バカな話だが、旅慣れた男の感じがしたから。


そうやってひとしきり雰囲気に浸って帰る。夜中に出発し、夜明けの美しい日差しと共に下宿に帰る。そしてカーテンを引き昼くらいまで寝る。とても幸せな日々だった。


今日のように雨が降っていると、もっと良い。雨の中のドライブほど昂揚するものはないからだ。
どこかに停めて、どうでもいいラジオや音楽を、雨が車の屋根を叩く音と共に聞くのもまた一興だ。
もちろん誰かがいてくれたほうがいいけど、一人でもいい。
カーナビは要らない。車の頼りないライトでマップルで自分の位置を確認するのが楽しい。
多分、何をしても楽しかったのだろうね。


こんなことを今、再びするためにはどんな車を買えばいいのだろうか。


どうも、どんな車を買ってこんなことをしても、もはやあんな気持ちにはなれないのではないかという事にうすうす気づいているのだけれどもね。

お見送りの作法

映画

これは名作

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「お見送りの作法」を見に梅田シネリーブルへ


これは名作。見てよかった。良い映画。


映画は、監督と観客の人間力勝負だ。
知恵と経験の総力戦であり、
観客が勝てば「この映画どっかで見たことあるなー」やら「よくある映画だな」
とか「何この薄っぺらい話」といった評価が下される。


まあ監督が大勝ちしても観客は監督の高慢さに鼻持ちならない思いをしたりして
低評価を下したりするんだけど。


この映画、途中までは観客の想像の範囲の「安全装置」が効いた形の「感動映画」だ。


心地よくて、Well-madeで、思わず居眠りしそうになる。


だけども、もう本当に最後の最後で
「安全装置」が壊れて観客の想像外のスピードで映画が暴走し出す。


そして、この瞬間、ああ、この映画はこのラストのためにすべてのエピソードが
構築されていたんだ!ヤラレタ!と思う。


周到に準備されているドミノが最後にすべて音を立てて崩れ、
多分今後の映画史に残る名シーンへと怒涛のように突入していく。


そんな映画でした。


予告編など見ずに、頭真っ白にして見に行った方がいいと思います。

「悼む人」との比較


先週は、「悼む人」を見たんですが、比較するとこちらの方がかなり大人だなあという印象。


「悼む人」も良い映画なんですけど、
結局「酷い親」だけど「親は親」。
そこから生まれる親への「愛憎」という複雑な感情。
そんな「よくある題材」からそれ以上の高みまでは見渡せていないのです。


なんというか、太宰的というか、寺山修司的というか、、
そう考えれば結構、日本文学はこういうの多いけど。
結局のところ「マザコン」文学、「家族愛最高」文学なんですね。
よくも悪くもすべてが親のせい。でも親は親でしょ!親がいないとあなたは存在しないのよ!
といったパラドックスに依存した「家族文学」。


多分、それは日本と西洋の家族主義と個人主義の差かもしれないけどね。


この映画はその点、その愛憎劇についてはあまり重く描かず、
「あなたはどう生きるべきか」というこの監督の思いに重きを置いている。
そして、そのどう生きるべきかという思いは、僕自身、
なんとなく思ってたことだし、それをよりビジュアルに、さらに深く、かつ端的に示してくれていたので今後の参考になるなあとも。


僕は「完璧な愛に包まれた家族があって、親も子も孫もいて幸せだね」なんていう物語は見たくないんです。
これは逆に「家族を作らないとダメだー!こんな寂しい思いしたくないでしょ!」というメッセージも同じ。


「よい家族があれば幸せ」なんて2時間も3時間もかけて言ってくれなくても分かっているんです。
うるさいとさえ思う。それこそおとぎ話じゃないのかと。


現実として、誰も「完璧な愛に包まれた家族」なんかを持っておらず、みんなどこか欠けた存在なのです。
どこか欠けた人々がどう自らの「幸せ」を認識するのか、その認識のやり方を「発見」させてくれたり、
「考え方」を後押ししてくれたりするのが良い映画で、「お見送りの作法」もその映画のうちの一つだと思ったり。


もちろん好き嫌いはあるけどね。
僕には好きな映画でした。